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演目を読む / 上方落語

鯉津栄之助言ってはいけない一言と、関所の役人

共通解説・あらすじ

喜六と清八が伊勢参りの道中で出会う、言葉を取り締まる関所。若君の名に通じる「こいつぁええ」を口にしてはならないというお達しが、後の騒動につながります。以下は露の五郎を参照演者とする「上方落語メモ」の短い要約で、全口演に共通すると確認した筋ではありません。(編集メモその436の筋を要約)

通れた関所の決まりが、あとまで付いてくる

芸を見せれば通してもらえると知った二人は、都々逸でその場を切り抜けます。通行人の芸が続いた後、舞台は煮売屋へ。食事を待つ将棋のやり取りを経て、酒と三味線に気分をよくした清八が、禁じられた一言を漏らしてしまいます。(同メモの筋を要約)

別題と読みの扱い

デジタル大辞泉プラスの「こび茶」は、別名として「鯉津栄之助」を挙げています。この辞書情報だけで東西の本文・人物・サゲの一致までは確定しません。正式な読みを示す公式資料は今回未確認で、索引は仮読みの「こいつえいのすけ」と「こいづえいのすけ」の両方で検索できます。(コトバンク・デジタル大辞泉プラス)

参照メモの結末を開閉するサゲの仕組みに触れます。各演者に共通する結末とは未確定です。

取り締まる役人自身が、口を滑らす

清八は、濃茶の着物の女性の歌をほめたのだと弁明します。役人はその言い換えに感心するうち、自分も禁句を口にしてしまい、逆に捕らえられる。禁令が役人にも返ってくるサゲです。ここでは台詞を連ねず、編集メモが記す仕組みを要約しています。(同メモのサゲを要約)

「東の旅」の中で、並びは資料によって異なる

桂文我の書籍の公開目次では「うんつく酒」→「鯉津栄之助」→「三人旅」。一方、参照メモの連作案内は「七度狐」→「鯉津栄之助」→「うんつく酒」と並べています。資料ごとの案内順として示し、唯一の順番や全演者の実演順とはしません。(出版社の公開目次/編集メモの連作案内)

「東の旅」の全体を読む / 「七度狐」を読む / 「うんつく酒」を読む

演者別の収録資料

共通解説の出典と、各収録で確認した範囲を分けています。

演者別

桂文我(四代目)

桂文我(四代目)の掲載演目へ

公式商品ページのプロフィールで四代目を識別。資料の題名表示と、投稿者の許諾確認は別です。演者と収録の公式資料

公式目録の音源は約18分

CD『上方落語「東の旅」通し口演 伊勢参宮神賑』上巻の第9項目に「鯉津栄之助」約18分とあります。商品ページの試聴は上巻ダイジェストで、この一席の区間を含むかは未特定・未聴です。公式収録目録 / 上巻の無料ダイジェストを開く(音声)

確認できた特徴・口演差

口演全編を照合していないため、具体的な違いは確定していません。

演者別

露の五郎兵衛(二代目)

露の五郎兵衛(二代目)の掲載演目へ

露の五郎名義の口演を参照する編集資料

参照メモは1973年4月22日「落語百選(OBC)」、演者は露の五郎(五郎兵衛)と記します。代数・改名は上方落語協会の名鑑で区別し、現在の同名の演者と混同しません。参照メモ / 二代目の公式名鑑

確認できた特徴・口演差

口演全編を照合していないため、具体的な違いは確定していません。

出典と参照範囲

  1. でじじ・桂文我CD上巻の公式情報

    第9項目約18分、四代目、上巻ダイジェストへのリンクを実読。音源は未聴。

  2. でじじ・桂文我著書の公式情報

    公開目次の順と四代目の表記を実読。書籍本文は未読。

  3. 「上方落語メモ」第9集その436

    個人の編集二次資料。公開2008年5月4日、更新2024年5月12日。人物・筋・サゲ・参照録音と加除改訂注意を実読し短く要約。元録音は未聴。

  4. コトバンク・デジタル大辞泉プラス「こび茶」

    検索結果の辞書本文で題の対応を確認。本文の一致や読みを裏付ける資料とはしない。

  5. 上方落語協会・二代目露の五郎兵衛

    前工程で確認済みの演者識別資料。1973年の口演内容の出典とはしない。

東の旅を順に読む

文我版の目次順・掲載済みのページ:往路 10 / 13。各演者の接続や口演範囲は記事内の出典・未確認事項をご覧ください。