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演目を読む / 上方落語

うんつく酒悪口をほめ言葉へ変えて、酒にありつく

共通解説・あらすじ

旅の二人が造り酒屋で酒を求め、口にした悪口が騒動を招く一席です。窮地で長者番付を見つけ、言葉の意味を取り繕うところに話が進みます。以下の筋は、橘ノ圓都を参照演者とする編集資料の短い要約です。各演者に共通すると音源で照合した筋ではありません。(「上方落語メモ」その305を要約)

酒屋で起きる、言葉のすり替え

少しだけ酒が欲しい二人と、大口しか相手にしない酒屋。怒って悪口を言った二人は、呼び戻された先で若い衆に囲まれます。そこで兄貴分は、その言葉は運に恵まれた金持ちを指すのだと説明し、相手の機嫌を直していきます。(同メモの筋を要約)

参照メモの人物欄は「兄貴」「連れ」などの表記です。この稿では、全口演の主人公を喜六・清八と断定していません。メモには加除・改訂を含むという注意があり、録音の逐語記録とは扱いません。

別題と読み

読みは公式CD目録で「うんつくざけ」と確認できます。デジタル大辞泉プラスは「長者番付」の上方での別名として「うんつく酒」「うんつく」を示しています。題の対応を示す情報であり、すべての台詞やサゲが同一であることを証明するものではありません。(公式CD目録/コトバンク・デジタル大辞泉プラス)

参照メモの結末を開閉するサゲの仕組みに触れます。全口演に共通する結末とは未確定です。

自分たちへのほめ言葉には、ならない

二人は酒を振る舞われて出発します。酒屋が二人にも同じ呼び名を勧めると、兄貴分はそれを嫌がる。酒屋の側は、貧しい生まれでは仕方がないのだと受け取ります。相手を納得させた説明が、最後にもう一度ずれるサゲです。(同メモのサゲを要約)

「東の旅」の目次に置かれた一席

桂文我の書籍の公開目次では「常太夫儀太夫」の次に「うんつく酒」、その次に「鯉津栄之助」が並びます。この版の構成例として示し、全演者に共通する順序とは断定しません。(パンローリングの書籍目次)

「東の旅」の全体を読む / 「常太夫儀太夫」を読む

演者別の収録資料

演者別

橘ノ圓都(初代)

橘ノ圓都(初代)の掲載演目へ

日本伝統文化振興財団の作品目録で初代の表記と収録を確認。掲載資料の同一録音・投稿許諾は未確認。 名前・代数の参照資料

収録情報は資料ごとに異なる

  • 公式CD VZCG-336:26分53秒。1967年1月21日、日立サルーン、NHK「上方落語の会」第49回。
  • 編集メモ:参照音源を1967年3月25日「NHK放送演芸会」と記載。

確認できた特徴・口演差

口演全編を照合していないため、具体的な違いは確定していません。

演者別

桂文我(四代目)

桂文我(四代目)の掲載演目へ

公式音源の収録情報

CD『上方落語「東の旅」通し口演 伊勢参宮神賑』上巻の第8項目に「うんつく酒」約25分と掲載されています。でじじ・公式収録目録 / 上巻の無料ダイジェストを開く(音声)

確認できた特徴・口演差

口演全編を照合していないため、具体的な違いは確定していません。

出典と参照範囲

  1. 日本伝統文化振興財団・初代橘ノ圓都(1)

    公式商品目録。演題・読み・初代・第1項目の尺と収録情報を実読。音源本文は未聴。

  2. コトバンク・デジタル大辞泉プラス「うんつく酒」

    別題を確認。個別口演の本文照合には使用しない。

  3. 「上方落語メモ」第7集その305

    個人の編集二次資料。公開2002年12月22日、更新2021年11月28日の表示。人物・筋・サゲ・参照音源・加除改訂注意を実読し短く要約。原音源との逐語照合は未実施。

  4. でじじ・桂文我CD上巻

    公式収録目録の第8項目約25分と、上巻ダイジェストの案内を確認。全編・ダイジェストは未聴。

  5. パンローリング・桂文我著書の公開目次

    前工程で実読した公開目次の並びを参照。書籍本文は未読。

東の旅を順に読む

文我版の目次順・掲載済みのページ:往路 9 / 13。各演者の接続や口演範囲は記事内の出典・未確認事項をご覧ください。