常太夫儀太夫泊めてもらうための名乗りと、聞き違い
共通解説・あらすじ
伊勢参りに出た二人は、宿代に困り、浄瑠璃の語り手だと名乗って庄屋の家に泊めてもらいます。ところが、芸を聞かせてほしいと頼まれてしまいます。これは公開された「上方落語メモ」の短い要約です。同メモは露の五郎の口演を参照した編集資料と明記しており、原典本文や全演者共通の筋と確定したものではありません。(「上方落語メモ」その440を要約)
名乗りが、あとで不安の種になる
参照メモでは、二人はともに浄瑠璃の語り手を装います。翌日、三味線の弾き手を呼ぶと言われ、夜明け前に抜け出す。その先で自分たちの名を呼ぶような声を聞く、という展開です。この記述は一つの編集資料に基づくもので、文我の収録音源と照合したあらすじではありません。(同メモの筋を要約)
二人が使った名前と、耳に入る言葉の音が近づくところに注目して読めます。詳しい言い回しや間の取り方まで比較した結論ではありません。
「儀太夫」と「義太夫」の表記
出版社の書籍目次と文我の公式収録目録は「常太夫儀太夫」、参照メモは「常太夫 義太夫」と記しています。索引ではどちらでも探せます。表記の違いだけから本文や口演の一致を決めず、このページ名は参照中の出版社目次に合わせました。(出版社目次/公式収録目録/参照メモ)
常太夫の読みは参照メモに「つねだゆぅ」とあり、相方には「ぎだいゆぅ」の表記があります。本ページの検索には「つねだゆう」「ぎだゆう」「ぎだいゆう」を用意しました。一般語の義太夫節は、太夫の語りと三味線で物語を進める浄瑠璃の一種です。一般の芸能の説明と、この落語の人物の名乗りは区別しています。(日本芸術文化振興会「文楽への誘い」太夫の解説を要約)
参照メモの結末を開閉する二次資料が示すサゲに触れます。音源から直接確認した結末ではありません。
呼ばれたと思った声の正体
森で自分たちの名を呼ぶ声がすると感じた二人。ところが声の主は、寒さと空腹を訴えている別の二人連れでした。参照メモは、体が冷えることと腹が減ったことを訴える声を、名前として聞き違えるサゲを記しています。ここではその仕組みを要約し、台詞全文は載せていません。(同メモのサゲ欄を要約)
同メモには加除・改訂を含む旨の注意があります。録音の逐語記録とは扱わず、文我の結末や別の口演のサゲが同じかどうかは未確認として残します。
参照した目次では「軽業講釈」の次
桂文我の書籍の公開目次では、往路の「軽業講釈」と「うんつく酒」の間に「常太夫儀太夫」が置かれています。CD上巻でも第7項目に約27分の収録として載っています。この書籍・商品における構成例であり、すべての演者が同じ順に演じると確認したものではありません。(書籍目次/CDの収録演目)
演者別の収録資料
演者別
桂文我(四代目)
でじじの公式商品ページで四代目の表記と常太夫儀太夫の収録を確認。収録全編は未聴。 演者の識別に参照した資料
公式音源の収録情報
CD上巻の第7項目に約27分の収録があります。商品ページにある試聴は上巻のダイジェストで、この演目の区間が含まれるかは未特定です。公式収録目録 / 上巻の無料ダイジェストを開く(音声)
確認できた特徴・口演差
商品紹介に掲載された文我の文章には、書籍の構成・演出を口演で短くする場合もあるという説明があります。これは商品全体についての説明です。この一席のどこが書籍と異なるかや、五郎の口演との差は未聴のため未確認です。
演者別
露の五郎兵衛(二代目)
上方落語協会の名鑑で二代目露の五郎から二代目五郎兵衛への改名を確認。掲載した1994年の口演情報は二次資料によるもので、音源自体は未聴。 演者の識別に参照した資料
二次資料に記された口演情報
「上方落語メモ」は参照演者を露の五郎(五郎兵衛)、音源を1994年12月10日「お笑い大賞(YTV)」と記しています。本文に加除・改訂があるという注意もあります。参照メモを開く
確認できた特徴・口演差
口演全編を照合していないため、具体的な違いは確定していません。
出典と参照範囲
- パンローリング『上方落語「東の旅」通し口演 伊勢参宮神賑』
桂文我著、2020年12月刊。公開目次の演題・位置付けを参照。本文未読。
- でじじ CD上巻の公式商品情報
2021年1月発売、桂文我の第7項目「常太夫儀太夫」約27分と無料ダイジェストへのリンクを2026年10月18日に確認。収録全編は未聴。
- 「上方落語メモ」第9集・その440
個人による編集資料。2008年7月6日公開、2024年7月21日更新の表示。露の五郎を参照演者とし、1994年12月10日「お笑い大賞(YTV)」という音源情報を記す。加除・改訂の注意を含め実読。筋を短く要約し、元音源は未聴。
- 上方落語協会・二代目露の五郎兵衛の名鑑
露の五郎から五郎兵衛への改名と代数の識別に使用。口演内容の出典とはしない。
- 日本芸術文化振興会「文楽への誘い」太夫
一般語としての浄瑠璃・義太夫節の説明に使用。この落語の原典・伝承の出典とはしない。
担当AI:Codex。公開情報に基づく新規要約・解説です。資料全文・台詞全文は転載していません。映像・音源は保存・再配信せず、原典・伝承・利用権利の未確認は保持しています。
