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落語チャンネル。黒・赤茶・緑の縦縞の幕と松の背景を配した高座で、古今亭志ん生のアニメ風似顔絵が扇子を手に語る。

漫才を、演者から聴く

夢路いとし・喜味こいしいとし・こいしの漫才と、残された収録資料

ライターズラボから移行中です。確認できた解説・映像・音源を、このページへ順次まとめています。移行について

まず一席、聴いてみたい方へ。「わたしの好物」の動画と、10題の解説をまとめました。料理、家族、小説、銀行など、身近な話から生まれる二人の掛け合いを、映像・音源と文章で楽しめます。

ライターズラボで紹介してきた内容をもとに、演目・演者ごとに整理し、解説と視聴案内を補っています。

まず、漫才を聴く

いとしこいし「わたしの好物」

投稿元:meola2002 / 9分51秒

ライターズラボで案内していたYouTube投稿です。動画の収録日と、発売されている商品音源との同一性は未確認です。

YouTubeで開く

夢路いとし・喜味こいしとは

兄の夢路いとしと弟の喜味こいしによる漫才コンビです。芸名と本名、二人の活動の流れを紹介します。

夢路いとし

ゆめじ・いとし。本名は篠原博信。1925年3月27日生まれ。兄です。

喜味こいし

きみ・こいし。本名は篠原勲。1927年11月5日生まれ。弟です。

兄弟コンビと、漫才作家たち

和光プロダクションの公式プロフィールには、荒川芳博・芳坊の名で修業し、秋田實と出会った時期に現在の芸名へ改めた歩みが記されています。活動は劇場だけでなく、ラジオやテレビへと広がりました。放送時期の異なる収録を比べると、題材や語り口の変化もたどれます。

二人のネタには、料理や家庭の話、役を演じるやり取り、講談を使った作品などがあります。「交通巡査」では質問と返事の意味、「我が家の湾岸戦争」ではことばの音、「ポンポン講談」では語りと調子の関係を追えます。身近な会話から笑いが生まれる過程を、違う作品で比べて楽しめます。

2003年9月25日にいとしが、2011年1月23日にこいしが亡くなりました。生前の放送・舞台を収めた映像や音源、速記や芸談を収めた書籍が、二人の芸に触れる資料として残っています。

人物情報:和光プロダクションのプロフィール。

ほかの漫才を探す

気になる題名から、解説と配信先を探せます。「ATM/ATM」「七十才/70歳」でも検索できます。参考口演にはそのことを表示し、解説の根拠を各項目に添えています。ニコニコ動画の旧配信先9件は現在の再生可否が未確認です。

10件を表示
  • わたしの好物

    YouTubeの公開ページ・埋め込み設定を確認

    元記事と同じ投稿の表示字幕による解説

    好きな食べ物の話から、ジンギスカンの作り方へ。説明しているつもりのこいしと、ことばを別の意味に受け取るいとしの会話です。

    解説と聴きどころを読む

    元記事で紹介していたYouTube投稿を確認しました。料理の好みを語るうち、鍋料理と鍋そのものを取り違える話になり、やがて羊の肉を使うジンギスカンへ進みます。料理名や動物の呼び方を一つ説明するたび、いとしが別の受け取り方をして話が横へそれます。

    後半は、家にある道具で調理する手順を教えるやり取りです。鍋や鉄板、火を使う準備、油を塗る動きへ話が進んでも、説明の途中で質問や言い違いが入り、なかなか料理が始まりません。手順を早く知りたいのか、説明する相手を困らせたいのか。その受け答えを追うと、同じ話題が長く続く理由が見えてきます。

    この投稿では8分33秒付近に拍手が入り、その後はスタジオの会話へ切り替わります。後ろの対談を漫才の結末に混ぜず、料理の掛け合いを一席の範囲として紹介しています。自動字幕の誤変換が多いため、細かな台詞は引用していません。

    「ジンギスカン料理」を扱う番組目録とは題材が重なりますが、番組目録には旅行から始まる構成が記されています。この投稿をその番組の同一録音と確定したわけではありません。旧記事「ジンギスカン」の動画とも別に記録し、題名の統合は保留しています。

    参考:元記事と同じYouTube投稿:「わたしの好物」 / 放送ライブラリー:日本の話芸「ジンギスカン料理」006533

    旧記事で案内していた配信先

  • ジンギスカン

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    作品解説

    旅や家族の話から料理の話へ。教える側と教わる側の会話が、少しずつ違う方向へ進んでいきます。

    解説と聴きどころを読む

    放送ライブラリーの番組紹介では、家族サービスをめぐる旅行の話から、子ども、食べ物、ジンギスカン料理の作り方へと話題が移ります。一つの話をきちんと説明しようとするほど、寄り道や受け取り違いが増えていく構成です。

    聴く際は、料理の手順だけでなく、話題が切り替わった直後の返事にも注目できます。説明が通じたつもりの人と、違う意味で納得している人。その差が見えてから次の説明へ進むと、会話の食い違いを追いやすくなります。これは番組紹介をもとにした鑑賞の手引きです。

    確認できる番組は1991年9月20日放送のNHK『日本の話芸』。放送枠は30分で、作者として西村博・夢路いとし・喜味こいしが記載されています。旧配信の題名は『ジンギスカン』で、この番組と同じ録音かは未照合です。

    ページ冒頭で案内した「わたしの好物」の投稿にも、鍋料理からジンギスカンへ進む会話があります。ただし入口の投稿は食べ物の好みから始まり、この番組目録の旅行から始まる構成とは導入が異なります。料理名が共通するだけで、旧記事2本を同じ録音へまとめていません。

    参考:放送ライブラリー:日本の話芸『ジンギスカン料理』 / 元記事と同じYouTube投稿:「わたしの好物」

    旧記事で案内していた配信先

  • 交通巡査

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    作品解説

    巡査の質問に答えているのに、なぜか話が通じない。名前を尋ねる場面にも、ことばの受け取り違いが仕掛けられています。

    解説と聴きどころを読む

    巡査と質問を受ける男のやり取りを中心にした漫才です。島根大学の個人公開ページにある鑑賞記録では、男の姓名が、巡査には返事を引き延ばすことばのように聞こえる場面が紹介されています。本人は答えているのに、巡査の側は答えてもらえないと思ってしまいます。

    笑いのきっかけは、発音の似たことばを、二人が別の意味で受け取ることです。答えが分かったあとに同じやり取りを聴き直すと、巡査がどの段階でいらだち始め、相手がどの程度そのすれ違いに気づいているかを追えます。

    大阪府立上方演芸資料館の令和2年度年報でも、会話の途中に役を演じる設定が入る漫才の例として挙げられています。二人の普段の掛け合いから役の会話へ移る点も、作品を楽しむ手掛かりです。録音ごとの導入・尺・細かな台詞は未比較です。

    参考:島根大学内の個人ページ『お笑い日記』 / 大阪府立上方演芸資料館『令和2年度年報』PDF9ページ(誌面6)

    旧記事で案内していた配信先

  • 花嫁の父

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    公開字幕・同題台本の比較解説

    娘を嫁に出す父親の話。婚礼の出費を惜しむ話が、娘を手放したくない親心へ移っていきます。

    長編動画の34分52秒付近から案内します。一般投稿の参考口演で、元記事の動画と同じ収録かは未確認です。

    YouTubeでこの場面を開く

    解説と聴きどころを読む

    参考動画では、いとしが娘の結婚を知らせ、こいしが婚礼の準備を尋ねます。貸衣装の話までは普通の節約に聞こえますが、嫁入り道具まで借り物で済ませようとするため、相談は次第におかしな方向へ進みます。結納金の使い道にも、娘の新生活より自分の暮らしを優先する考えが表れます。

    祝いの品をめぐるやり取りでは、遠慮しているように話しながら、相手がお祝いを申し出るまで話を続けます。こいしの返事を待つところと、さらに条件を付けるところを比べると、会話によって相手を追い込む流れが分かります。大げさな要求を、日常の相談の調子で進めるところに面白さがあります。

    後半は、娘が父親に別れの挨拶をする場面を二人で想像します。父親の寂しさに聞こえることばにも、金勘定が割り込んできます。前半の出費の話が後半の親心と結び付き、感傷だけでは終わらない構成です。娘を送り出す役と、その話を聞く役の入れ替わりも楽しめます。

    公開台本と参考動画の字幕には、婚礼費用、借りる道具、祝いの催促、父親の別れの挨拶という共通点があります。一方で、細かな台詞や話の順序は同一ではありません。台本の原稿来歴と、元記事のニコニコ動画との収録一致は引き続き未確認です。この項目では、掲載した動画を参考口演として案内しています。

    参考:YouTube参考口演:花嫁の父(34:52付近) / 漫才アーカイブ:同題の公開台本『花嫁の父』 / 漫才アーカイブ:掲載方針

    旧記事で案内していた配信先

  • 小説・女の一生

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    公開字幕による作品解説

    いとしが書いたという小説を、こいしが読み始めます。文章のおかしなところを指摘しても、作者は独自の理屈で押し通します。

    長編動画の1時間21分25秒付近から案内します。一般投稿の参考口演です。元記事の収録とは未照合です。

    YouTubeでこの場面を開く

    解説と聴きどころを読む

    参考口演では、後世に残る仕事の話から、いとしが自分でも小説を書いていると言い出します。題は『女の一生』。こいしは既にある作品名だと指摘しますが、いとしは自作の原稿を見せて読み進めてもらいます。有名な同題小説の筋を演じる内容ではなく、二人の間で小説の出来栄えを確かめる漫才です。

    舞台は冬の北海道という設定なのに、文章には季節や土地に合わない出来事が続きます。こいしが矛盾を見つけると、いとしは読み手の理解や想像力の問題として説明し直します。読者として文章を確かめるこいしと、原稿を守りたい作者のいとし。その立場の違いが、次々に現れるおかしな記述を会話に変えています。

    列車の行き先、車内の人物、トンネルなど、小説らしい材料は増えていきます。しかし、題名から期待する主人公の女性は、なかなか物語の中心に現れません。何を描く小説だったのかという疑問が強くなっていくところを追うと、最後の転換を楽しめます。

    この解説は、案内した参考動画の1時間21分25秒〜1時間26分35秒付近に表示される字幕を読んだ要約です。自動字幕には誤認があるため、作中の筆名や文学賞名を確定して転記していません。別の公開収録には途中の展開が異なるものもあり、ここでの説明を全口演共通の台本とは扱いません。元記事の動画との同一収録性も未確認です。

    参考:YouTube参考口演:小説・女の一生(1:21:25付近) / 収録目録:ゆめ、よろこび しゃべくり歳時記(ヨドバシ)

    結末の仕掛けを読む(ネタバレ)

    この参考口演では、肝心の女性が列車に乗り遅れてしまい、物語の中へ入ってきません。一代記を読むつもりで待っていた聞き手に、主人公不在の理由を最後に示す終わり方です。これは案内した収録の結末で、ほかの口演にも同じ形で当てはめるものではありません。

    旧記事で案内していた配信先

  • 我が家の湾岸戦争

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    作品解説

    国際ニュースの大きなことばが、家庭のけんかへ縮んでいく。音の似たことばを重ねる漫才です。

    解説と聴きどころを読む

    三省堂の大島希巳江によるコラムでは、いとしの家で始まったという『湾岸戦争』が、夫婦げんかの話として語られる一節を紹介しています。投げられた椀と、頭に当たる音が、戦争の呼び名につながります。

    山守伸也の論考『文化としての笑いとタブー』でも、この作品は時事的なことばを家庭の出来事に置き換え、だじゃれを重ねていく例として取り上げられています。大きな事件の説明を始めたはずが、身近な話へ引き戻される。その落差と、次のことばがどう変わるかを楽しめます。

    こいしの返事は、ことばの変換を聞き手が理解するための区切りにもなります。ここで扱うのは資料で確認できた仕掛けで、漫才内の夫婦像を二人の実生活の事実とみなした解説ではありません。

    参考:大島希巳江『日本の笑い話は会話調②』(三省堂) / 山守伸也『文化としての笑いとタブー』PDF5ページ(誌面29)

    旧記事で案内していた配信先

  • ポンポン講談

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    作品解説

    講談の語りと、張り扇を打つ音の掛け合い。物語の内容に加え、語る声と音の関係で楽しめるネタです。

    解説と聴きどころを読む

    ABCホールのスタッフブログは、この作品を講談『曽我物語』の語りと張り扇の音を組み合わせた漫才として紹介しています。張り扇は講談で調子を付けるために使う道具です。ここでは語りと合間の音の関係そのものが、二人のやり取りになります。

    講談に慣れていない方も、語りが続くところと、音が入って区切られるところを聴き分けると構造が分かります。物語を進める側と、それに音を添える側の息が、いつ揃い、いつずれるのか。筋の要約だけでは伝わりにくい、声と調子の面白さに注目できます。

    『ぽんぽん講談』『ポンポン講談』は表記の照合候補として併記します。元URLには『dangi』とありますが、元の見出しは『講談』です。題名の表記と、録音ごとの内容一致は分けて確認しています。

    参考:ABCホール・スタッフブログ(2010年6月)

    旧記事で案内していた配信先

  • 初めてのATM

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    公開字幕による作品解説・参考口演

    現金を出したいのに、操作の説明がうまく通じない。銀行の自動支払機を初めて使う人と、使い方を教える人の掛け合いです。

    59分43秒付近から案内します。一般投稿の参考口演です。元記事・市販商品の収録とは未照合です。

    YouTubeでこの場面を開く

    解説と聴きどころを読む

    参考口演では、身近な機械の使い方が分からないという話から、銀行で現金を引き出す場面へ移ります。昔の窓口での手続きと、自分で操作する機械との違いが導入です。いとしは、別の機械から出る金額を見て、そちらを使えば自分も多く受け取れるのではないかという調子で話し、こいしに訂正されます。

    操作を教える場面では、カードを入れる、番号を押す、金額を指定するという手順が続きます。ところが、隣の人のやり方を見ればよいという説明が、隣の人と同じ番号を使うことのように受け取られます。教える側が省いた前提と、教わる側が聞き取った手順の差が、会話を何度もやり直す原因になります。

    聴きどころは、同じ操作を繰り返す間に、二人が別々の問題を疑い始めるところです。いとしは教え方を責め、こいしは操作を確かめます。説明は一見正しそうに進んでいるので、何が最初から違っていたのかを考えながら聞くと、結末につながる仕掛けを追えます。

    参考動画の59分43秒〜1時間3分48秒付近で、この場面の字幕を確認しました。字幕に出る略称は現金自動支払機を指していますが、見出しはライターズラボで用いた『初めてのATM』を保持します。元動画と同じ録音、あるいは商品目録の『機械に弱くてこまります』と同じ収録かは未照合です。

    参考:YouTube参考口演:銀行の自動支払機(59:43付近) / 高砂市社会福祉協議会:貸出DVD一覧

    結末の仕掛けを読む(ネタバレ)

    何度手順をやり直してもお金が出ない理由は、入れていたものが銀行のカードではなく、テレホンカードだったことです。操作を一つずつ確かめる二人が、肝心の持ち物を確かめていなかったという形で話が終わります。ここでは参考動画の結末を紹介しています。

    旧記事で案内していた配信先

  • 七十才からの挑戦

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    参考口演による解説・聴きどころ

    年齢で判断されたくないという話から、大学生になりたいという希望へ。受験科目を教わるたび、ことばの意味がすれ違っていきます。

    19分20秒付近から案内します。一般投稿の参考映像で、元記事と同じ録音かは未確認です。

    YouTubeでこの場面を開く

    解説と聴きどころを読む

    参考口演の導入は電車の座席です。若い女性に席を譲ろうとして断られたという話から、見た目の年齢と本人の元気さをめぐる言い合いになります。七十歳を過ぎて運転や水泳を始めた友人の話が続き、いとしも大学へ行きたいと言い出します。

    こいしが理由を尋ねると、いとしが楽しみにしているのは合コンです。勉強をする決意に聞こえていた話が、学生生活への期待へ変わります。大学に入るという表現も、入試に合格することと、入口から入ることの違いを説明する問答になります。

    受験科目を挙げる場面では、数学や文系ということばが、裁判、芸人の署名、家の本家と分家などの話へ受け取られます。こいしが勉強の相談へ戻そうとするほど、いとしの返事は身近な別の話題へ移ります。質問の意味と、返事が答えている意味を比べながら聴ける場面です。

    これは掲載した参考映像の字幕と、同じ展開を含む別の公開動画の字幕を照合した要約です。映像中の番組紹介画面では二人の演者名を確認しました。旧記事の『七十才』は見出しに残し、動画の録音年や二人の実年齢をそこから逆算していません。元のニコニコ動画と同じ収録かは未確認です。

    参考:YouTube参考口演:七十才からの挑戦(19:20付近)

    結末の仕掛けを読む(ネタバレ)

    この参考口演では、得意な一芸を生かして大学へ入るという案が出ます。漫才ならできると喜び、合コンを楽しもうと話を進めたところで、合コンとは何なのかを尋ねます。行きたい理由として繰り返していたことばを、最後に問い直す結末です。

    旧記事で案内していた配信先

  • ファーストフード初体験

    ニコニコ動画:現在の再生可否は未確認

    参考音声の字幕による解説・作者資料との照合

    店に入るのも、注文するのもひと苦労。ファーストフード店の利用方法を教わる話が、最後には仕事の話へひっくり返ります。

    31分53秒付近から39分57秒付近の参考音声です。静止画付きで、手の動きを観察できる映像ではありません。元記事・市販商品との同一録音性は未確認です。

    YouTubeでこの場面を開く

    解説と聴きどころを読む

    参考音声では、外国から来た知人に食事をさせたいという話から始まります。ところが、店や食べ物の名前がうまく出てきません。言い違いを重ねながら、ようやくファーストフードとハンバーガーの話にたどり着きます。

    いとしは店に入りにくいと話し、こいしが入口やカウンターでの注文を説明します。いとしは自分が客なのに注文を取りに来てもらえないことに戸惑い、選ぶ対象やメニューの見方でも話が食い違います。慣れた人には当たり前の利用方法を、一つずつ尋ね直す構成です。

    次に、ハンバーガーがどんな食べ物かを、二人の手で説明する場面になります。開いた手や握り拳をパンや中身に見立てて重ねますが、いとしは別の遊びとして受け取ったり、組み立てたあとに食べる手が残るのかと問い返したりします。大阪市立図書館の書評が紹介する「手を重ねる」特徴と対応しています。

    この参考投稿は静止画付きの音声です。手の動きが映る舞台映像ではないため、所作は会話と図書館資料から説明しています。口演の音声と、実際に動作を見た確認とは区別しています。

    作者の藤田曜は、自身の「漫才くらぶ」で、この作品が漫才傑作選DVDに収録されたことを紹介しています。広瀬依子の講座録で藤田の作品として上映された記録とも整合します。旧ニコニコ動画と同じ録音か、商品DVDのどの収録に当たるかは、まだ照合できていません。

    参考:YouTube参考音声:ファーストフード初体験(31:53付近) / 大阪市立図書館『ようこそ書物の森へ』9ページ / 広瀬依子『大阪の笑いと文化』PDF6ページ(誌面22) / 藤田曜「漫才くらぶ」プロフィールと作品紹介

    結末の仕掛けを読む(ネタバレ)

    自分で注文し、受け取り、食べ終わったものまで片付けると教わったいとしは、店の責任者を呼ぶように言い出します。客として不満を伝えるのかと思うと、そんなに楽な仕事なら自分も働かせてほしい、という方向へ話を変えます。店の利用方法への文句が、働く側への関心に反転する結末です。

    旧記事で案内していた配信先

資料でたどる「ジンギスカン料理」

放送ライブラリーには、NHK「日本の話芸」で放送された「ジンギスカン料理」の番組情報があります。放送日は1991年9月20日、番組の放送枠は30分です。題名の近い旧記事「ジンギスカン」と、同じ収録なのかはまだ確かめられていません。

番組の紹介によれば、話は家族サービスや旅行から始まり、子どもや食べ物の話へ移ります。ジンギスカン料理の説明にたどり着くまでに、話題が寄り道をし、二人の話がかみ合わなくなる。そのやり取りを中心にした漫才として記録されています。

話題が変わったときに、どちらが前の話を引きずっているのか。相手のことばを、どの意味で受け取ったのか。そうした点を追うと、脱線と食い違いがどのように続くのかを考えながら聴けます。これは番組目録の紹介をもとにした読み方の案で、掲載した旧動画を聴き比べた結果ではありません。

放送ライブラリーのページは、番組の保存・館内視聴を調べるための目録です。このページ上で全編を再生できる配信先としては扱っていません。放送ライブラリー:番組006533

映像・音源の収録資料

配信動画が見られなくなっても、番組名、商品名、品番などが分かれば、別の形で収録を探せます。ここでは発売元で確認した商品情報を、旧動画との同一録音性と分けて案内します。

映像:お笑いネットワーク発 漫才の殿堂

ポニーキャニオンの「夢路いとし・喜味こいし」は、品番PCBP.50832のDVDです。発売元の目録では、読売テレビの複数の放送回を収録した映像商品として紹介されています。発売元の商品目録

音源:ザ・ベスト 昭和漫才傑作選

日本コロムビアの品番COCN-50100には、夢路いとし・喜味こいしの「娘の縁談」が収録されています。録音日は不詳とされています。「花嫁の父」と同じ題・同じ録音だと決めて、旧記事へ対応付けることはしていません。発売元の収録曲目録

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出典と解説の範囲

ライターズラボで紹介してきた漫才を、コンビのページに整理しました。参考動画・公開字幕・台本・番組目録など、解説に使った資料は各作品に示しています。動画と市販商品が同じ録音であるとは確認していません。