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落語チャンネル。黒・赤茶・緑の縦縞の幕と松の背景を配した高座で、古今亭志ん生のアニメ風似顔絵が扇子を手に語る。

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ぞろぞろ売っても減らない草鞋と、床屋に起きた困りごと

ライターズラボから移行中です。確認できた解説・映像・音源を、このページへ順次まとめています。移行について

さびれた茶店に授かった、思いがけないご利益。同じことを願った床屋の親方には、どうして困った結果になるのでしょう。まずは口演を聴きたい方へ、演者別の動画をまとめました。

ライターズラボで紹介してきた内容をもとに、演目・演者ごとに整理し、解説と視聴案内を補っています。

まず、口演を聴く

演者を選んでお楽しみください。再生できない場合は、それぞれのYouTubeページも開けます。

蜃気楼龍玉「ぞろぞろ」

投稿元:蜃気楼龍玉 / 14分26秒

2020年8月収録とされる配信。投稿説明には、自宅からの配信であることが記されています。

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蜃気楼龍玉(三代目)の掲載演目へ / 落語協会の芸歴

古今亭志ん朝の口演を開く

古今亭志ん朝「ぞろぞろ」

投稿元:saimaru / 25分35秒

ライターズラボの志ん朝の記事で案内していた投稿です。収録時期と、ほかの商品音源との同一性は未確認です。

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林家彦六(八代目林家正蔵)の口演を開く

林家彦六「ぞろぞろ」

投稿元:rionlock2003 / 18分20秒

ライターズラボの彦六の記事で案内していた投稿です。商品として紹介する録音と同じ口演かは未確認です。

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どんな噺か

茶店の老夫婦と、その商売をうらやむ床屋の親方が登場します。もともと店はひまなのに、お稲荷さんへお参りしたあとから、客が次々にやって来るようになります。けれど、客が増えることと、仕事がうまくいくことは同じではありません。

話の中心になるのは、草鞋(わらじ)です。縄などで編んだ履物で、この噺の茶店では食べ物だけでなく草鞋も売っています。「ぞろぞろ」という題名は、人の列だけでなく、物が続けて現れる様子にもつながります。

以下はライターズラボで紹介した筋をもとに、編集部が書き直した要約です。教材や口演の台詞全文ではありません。

詳しいあらすじとサゲを読む(結末を含みます)

茶店の夫婦がお願いしたこと

お稲荷さんの近くに、老夫婦が細々と営む茶店があります。参拝客が少ないため商売にならず、食べ物や雑貨も乏しくなっています。それでも、おばあさんは信心を忘れず、おじいさんにお参りを勧めます。

お参りから戻ると、客が草鞋を買っていきます。一足売れれば、そのぶん店の品物は減るはずです。ところが次の客が来て、同じように草鞋を求めます。もう売り切れたと言おうとして壁を見ると、そこにはまた一足の草鞋があります。

売るたびに草鞋が出てくる

客が草鞋を取ると、そのあとから新しい草鞋が続いて現れます。売っても売っても品切れにならない。夫婦は、お稲荷さんのご利益だと喜びます。店は繁盛し、二人の暮らしも楽になります。

夫婦にとってありがたいのは、客が来るだけでなく、売る品物が尽きないことです。ここまでで、聴き手には「同じものが繰り返し出てくると、商売が助かる」という仕掛けが伝わります。

床屋が、同じご利益を願う

それを見ていた床屋の親方も、自分の店を繁盛させたいと考えます。茶店がどうして急ににぎわったのかを知ると、自分もお参りして同じようにお願いをします。すると、本当に床屋にも客が大勢やって来ます。

親方は喜んで仕事にかかります。ところが、客のひげを剃ると、剃ったあとからまたひげが生えてきます。そのひげが、ぞろぞろと続いてしまうのです。

サゲの仕掛け

茶店では、草鞋が何度も出てくれば、何度も売れます。床屋では、ひげが何度も生えてきたら、いつまでたっても剃り終えられません。同じ「ぞろぞろ」でも、店の仕事が違うため、ご利益の意味が逆になります。

親方は、夫婦と同じ結果を願いました。しかし、品物を売る茶店と、ひげを取り除く床屋では、ありがたいことが違います。前半の不思議な出来事が、後半では商売の困りごとに変わる。その反転が結末の笑いを作っています。

上方の筋と、東京の筋

ライターズラボの旧記事には、大阪の赤手拭稲荷を舞台にした筋と、浅草の太郎稲荷を舞台にした筋がありました。舞台が違うだけでなく、草鞋が売れ始めるまでの運びにも違いがあります。

大阪の筋として紹介していた内容

大阪の筋を紹介した文章では、店に残った品物も少なく、暮らしに困った老夫婦がお参りする形です。売れたはずの草鞋がまた現れるところから、奇跡に気づいていきます。

浅草の筋として紹介していた内容

浅草の筋を紹介した文章では、夕立で客が雨宿りし、外が滑るために草鞋を買う流れになっています。雨宿りと履物の必要が結び付き、繁盛のきっかけが描かれます。

これは保存した旧記事の文章の比較です。掲載した録音を全編聴いて、各演者の口演差を確定したものではありません。地名や導入が違っても、草鞋とひげの対比を中心に読むと、共通する仕掛けを捉えやすくなります。

ことばと登場人物

草鞋(わらじ)
足に履く道具。客が履物を必要とする場面や、商品が尽きない不思議を理解する手掛かりになります。
茶店の老夫婦
最初のご利益を受ける二人。商売が苦しい状態と、草鞋が売れ続ける状態の落差を作ります。
床屋の親方
老夫婦の繁盛を見て同じご利益を願う人物。仕事の違いに気づかないまま、結末の騒ぎを引き起こします。
ご利益(ごりやく)
信仰によって授かる恵み。この噺では「何が増えれば助かるのか」を、茶店と床屋で考えると面白さが伝わります。

教科書で「ぞろぞろ」を知った方へ

教育出版の2023年9月作成・令和6年度版の複式学級単元配当表では、四年上の教材に「ぞろぞろ」が載り、声に出して落語を楽しむ単元として示されています。これは教材名と単元の確認であり、教科書本文の転載ではありません。教育出版の単元配当表(1ページ目・PDF)

読むときには、誰が話しているか、夫婦が何を見て驚いているか、床屋の親方が何を期待しているかを追うと、場面を想像しやすくなります。声を変えなくても、話しかける相手や驚く場面を意識するだけで、会話の関係が見えてきます。

ここで確認したのは、教育出版が公開する教材名と学習計画です。教材の初掲載年、版ごとの本文の違い、採用理由は確定していません。

関連ニュース:三遊亭圓窓の学校での授業

三遊亭圓窓の授業を伝えるニュース

投稿元:北海道新聞 どうしん動画ニュース / 1分00秒

北海道新聞のニュース投稿です。約1分の関連報道で、「ぞろぞろ」の口演全編としては案内していません。

YouTubeで開く

同社の授業資料には、落語の映像やCDに触れ、面白いところを紹介し合い、声に出して演じる計画もあります。教育出版「4年 ぞろぞろ」授業資料(印刷頁1〜2)で学習の組み立てを確認できます。

商品音源で聴く

動画とは別の収録を含む場合があります。演者名、演目名、収録内容はAmazonの商品ページでお確かめください。

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出典と解説の範囲

ライターズラボの4記事で紹介してきた内容を整理し、編集部が要約しました。各録音の台詞を全文採録したものではありません。大阪と浅草の筋の説明は保存した旧記事の比較で、全口演に共通する地名・導入とは扱っていません。